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2020/01/31
雨漏りはどこから?シーリング班・山口くんが解説します!
「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」の動画から「漏水・雨漏り」についての動画をご紹介します!
今回はシーリング職人の珍獣こと山口くんが解説していますよ。
漏水・雨漏りとシーリングは密接な関係がありますからね!
じっくり解説しています。
気になる動画はこちら!
↓↓↓
外壁塗装工事の漏水・雨漏れについて!プロがシーリング(コーキング)職人が解説します!
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雨漏りしたらここを疑え!
雨漏りの原因をシーリング職人が解説する動画のご紹介です!
シーリング職人の珍獣こと山口くんが解説していきますよ。
雨漏りの修理といえばシーリングの出番。
どのような場所から雨漏りは起こるのでしょうか。
やっぱり雨漏りといえば、室内の天井からポタポタと雫が垂れてくる、というイメージですよね。
そういった、明らかな雨漏りならば分かりやすいのですぐに修理できますが、知らない間に雨漏りしていて、天井や壁がダメになってしまうこともあります。
そうならないためにも、点検をして早めに対策をする必要があるのです。
今回の現場はALC(軽量気泡コンクリート)の外壁の建物で、天井から雨漏りしているみたいですね。
これの原因として考えられるのは、笠木の取り合いからではないかと、山口くんが言っています。
笠木というのは、手摺や腰壁などの上に被せる仕上げ材で、ベランダや屋上などに良く見られるものです。
室内にも階段や対面キッチンの腰壁に取り付けられたりもしますよ。
役割としてはデザインや防水性を高めるためです。
しかし、この笠木の取り合い(壁などにくっ付いている部分)から雨漏りすることが多いのだそうですよ。
取り合いの部分はシーリングで塞いでいるので、そのシーリングがダメになって、隙間などから雨漏りするケースですね。
この笠木を取ると、ALC壁の上に防水シートを被せてあります。
防水シートをきちんと被せていないと水が入り込んで全部、雨漏りとして室内に侵入してしまうのです。
また、取り合いの部分だけではなくビス穴なども雨漏り原因に。
ビスは穴を空けて打ち込みますので、その穴をしっかりシーリングしないと隙間から水が入ってしまうのですね。
他はジョイント(つなぎ目)も隙間がありますので、要注意!
ここもきちんとシーリングしておかないと漏れてきますよ。
雨漏り原因で多い箇所です。
そしてこの現場、折半屋根なのですが屋根のボルト周りも雨漏り原因になります。
折半屋根というのはガルバリウム鋼板という錆びにくい加工をした板を三角のギザギザ型に折り曲げた屋根です。
駐輪所の屋根や体育館の屋根などに多く使われています。
この屋根はボルト止めになっているのですが、これも穴を空けるわけですのでその穴から漏れることがよくあるのです。
ボルトキャップという専用のプラスチックキャップをボルトに被せることで防ぐことができますよ。
ボルトの上にシールを直に打っても防げますが、ガムのような感じで見た目が良くないそうです。
シールのぐちゃぐちゃした感じ、確かにガムっぽいですよね。
キャップにシールを打ってそれをボルトにどんどん被せていくだけでいいそうなので、施工も早い!
簡単で見栄え良くなるので、このキャップはやったほうがいいですね。
コスパも悪くないそうなのでおすすめですよ。
ちゃんと雨漏りも防げて、見栄えも良いならばする価値ありではないでしょうか?
基本、穴が空いているところは雨漏り原因になりますので、メンテナンス時にはチェックしてみてくださいね~。
外壁にも雨漏り原因がある
さて、次は外壁での雨漏り原因を解説です。
けれど、山口くんがあまりにも真面目に解説するので、社長は少々物足りない?!
ピコハン全然使っていませんね!
久しぶりの出演だった今回は真面目モードでお送りしています。
では、引き続き山口くん、お願いします!
外壁の種類なのですが、この現場はALCです。
何度も出てきているALCというのは、軽量気泡コンクリートのことで、軽量で強度もあり、断熱性もある建材。
中に補強材(鉄筋)が入っていて、とても強いのですよ。
耐火性もあるので、安心な建材なのです。
しかし、丈夫なALCでも雨漏りが起こります。
よくあるのが、クラックと呼ばれる「ひび」です。
壁の表面にクラックが発生し、雨漏りの原因となります。
ALCのくぼみに入ったクラックならば、そんな心配はいらないようです。
くぼみのクラックは外壁そのものにクラックが入っているわけではなく、表面の塗料にクラックが入っていることが多いそうですよ。
山口くんがカッターナイフで格好よく、くぼみのシールに刃を入れます。
プロっぽくて格好いい!
社長もマネしてやってみました。
まだシーリングそのものが柔らかくて、そんなに奥までクラックが入っていないようです。
割れているシーリングはきちんと撤去して打ち直しますよ。
外壁の表面のクラックで、隙間が空いているようなのは要注意です。
それは塗料ではなく、ALCそのものにひびが入っていますので、そこから雨水が入り込み雨漏りの原因になってしまいます。
サッシ周りは一番多い
雨漏りナンバーワンはやはり窓です!
窓サッシからの雨漏りは想像がつきますね。
外壁に窓の大きさに穴を空けて、そこに窓枠を取り付けています。
なので、隙間から雨水が入り込み、室内に入っていくのです。
入った雨水は出るところがないので、中に入るしかないですね。
ちょうどサッシ周りのシーリングを全部、撤去したばかりでした。
とても分かりやすいですね!
シーリングされていない状態の窓サッシですよ。
この間から入っていくのでここを、しっかりシーリング剤で埋めていくわけです。
これを見ると窓が雨漏りナンバーワンは頷けますね。
特にALCの窓は多いそうですよ。
今回は撤去してシーリングは打ち替えします。
増し打ちで、既存のシーリング材の上からシーリングすることもありますが、厚みを付けるか付けないかで施工法が変わるのです。
厚みを付けたいのですが、今回の窓は手前に付いているので厚みが付けられないため、打ち替えをします。
このような打ち替え、増し打ちといった施工法は営業さんの指示ではなく、現場の状況を見て職人が判断しているそうですよ。
「打ち替えしないとここは雨漏りしてしまう」といったことを判断しているのです。
プロの仕事、って感じで格好いいですね!
そしてこの窓、水が切れるように設計されているようで、面台にはシーリングが施されていませんでした。
面台というのはサッシの下についている水を中に入れないようにする部分です。
このサッシの面台は前に出ていて、下にも奥行きがあり、水が入り込まないようにできているので、その部分はシーリングが打たれていません。
ちゃんと斜めになっていて、水が中に入らないようになっているので、大丈夫。
たいがいの窓は面台の下にもシーリングを打つそうですよ。
化粧シーリングという通常のシーリング材と違う材料で打っていきます。
変性シリコンというもので、色もちゃんと合わせたものを使用していますよ。
プロの仕事ですね。
シーリングを塗装の職人が行う会社も多いようですが、シーリングはシーリング職人に任せるのが一番いいですよ。
雨漏りや修繕する業者を選ぶ際は、ぜひシーリングの職人を抱えている会社に依頼してくださいね。
次回は「調色」についてご紹介。
調色って何?
あまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、塗装技能士試験にも出てくるのですよ!
そんな調色をご紹介していきます。
お楽しみに~☆
また見てね~。