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2020/01/08
下塗りの大切さを語ります!~桜島くんの塗装解説~
「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」の動画から「下塗り」についての動画をご紹介します!
今回の動画は塗装班職長・寺西くんの解説ではなく、はるばる鹿児島からYouTubeを見て入社した桜島くんが解説しますよ!
気になる動画はこちら!
↓↓↓
外壁塗装に必要な下塗り塗装!大切な下塗りの塗装を名古屋市から解説!
毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!
塗装する上で絶対必要!下塗りとは?
今回は下塗りのお話です。
出演はYouTubeの求人募集を見て就職した桜島くん。
なんと鹿児島から来ていま~す!
何度か塗装班職長の寺西くんと共演しているのでご存じの方も多いのではないでしょうか…?
この桜島くんが下塗りについて熱く語ってくれます。
そしてこの動画を撮った時は夏!
2019年の夏です。
とんでもなく暑かった2019年の夏でしたね~。
汗水垂らして塗装をしている職人をご覧ください!
見ているだけで暑そう…。
ベランダはもうハケ取り済みなので、ここに下地剤を塗っていきますよ。
塗装は3回塗りをします。
下塗り・中塗り・上塗りの3回です。
下塗りに接着剤の役割を果たすSDサーフエポというサイディングボードに使用する材料を塗ります。
クラックと呼ばれる細かいひび割れも埋められるので、補修もできるものです。
伸びが良く、トロトロとした水っぽい材料。
これを使用して下塗りをしていきます。
ベランダの塗装で解説
ベランダですが、上から順番に下に降りてきています。
外壁を塗るのですが、既にハケ取りは済ませているのでローラーを使用して塗っていきますよ。
とは言え、壁の上までは手が届きませんので脚立を使用して、上部分を塗り、下にさがります。
上を塗って、脚立降りて下を塗って、横にスライドして上を塗って、脚立降りて下を塗って…。
このように動くと時間がかかり効率が悪くなりますので、手が届かない範囲を先に脚立に乗って全部塗り、脚立を使用してないでできるところを一気に全部塗る方が早くできるそうです。
確かに上ったり下りたりしていると時間がかかりそうですよね~。
そして塗装する職人により、やり方も違うので人それぞれだそうです。
では、塗っていきましょう!
まずはたっぷりとローラーに材料を付けます。
滴るくらい付けて、缶の中でよく切るといいそうです。
垂れるようならば振って余分な材料を落とします。
塗る時は、壁の真ん中に置いて均等にするために両サイドと上下に広げていきますよ。
いきなり上から塗ると、上の部分に材料が溜まってしまうのでダメです。
上が濃くて、下が薄いということになってしまうので、均等になるよう目線の辺りから広げます。
何も考えずに塗っていると軒天(天井部分)に付いてしまうので、ローラーの向きを変えて横に動かしたりするそうですよ。
軒天は壁とは違う材料を使用していますので、うっかり塗ってしまわないように注意が必要です。
色は一緒ですが、やはり塗ると違うそうなので、分かってしまいます。
同じ白でも良く見ると違いが出ますので、気を付けて塗っているそうです。
かなり伸びる材料なのでスムーズに塗っていますね。
けれど、伸ばし過ぎるのもダメ!
伸びるからといって塗ると、だんだん材料が少なくなり透けてしまいます。
これは材料が足りない状態なので、きちんと塗れるように材料を付けながら塗っていくのがポイント。
たっぷり材料が付いていると塗った時にヌチャーと音がします。
逆に材料が少ないとジャリジャリとした音に。
音でも見極められますので、音を聞いて判断したりもします。
手だけ動かせばできるわけではないのですね。
お見事です!
このような下地処理が一番大事なことなので、手は抜かずきっちり行っていきます。
この上から色を(中塗り・上塗り)塗っていきますが、持ちも変わるので本当に下塗りは大切な工程です。
横から見て、材料が溜まっているところを伸ばしてムラをなくしていきます。
その場合は材料が付いていない状態のローラーで伸ばすといいそうですよ。
塗っていくと下に材料が溜まりがちですので、ここもきっちり切って、均等になるように均していきましょう。
下の方を塗る時はまず、一番下の部分を塗ってから上を塗ります。
そうすると均等に塗れます。
ローラーを上から下ろしてくると、どうしても下が薄くなってくるので、まず下を塗ることで防止できるのです。
そして塗っていると巣穴と呼ばれる、塗れていない所ができます。
その場合はもう一度上から塗ってきっちり隠していきましょう。
いろいろなテクニックがあり、ただ塗るだけではないので塗装は奥が深いですね!
細かい所もきちんと塗ろう!
さて、壁をずっと塗っていましたが、隣との境戸の隙間などはどうするのでしょうか。
ローラーが入らない所は全部ハケで塗ります!
細かい所もきちんと塗ってこそ、ですよね。
よくこのような所を下塗り省いて、上塗りして完成させる業者がいるのですが、それはダメ!
下塗りは全部塗らないといけません。
そういったところも手は抜きませんよ。
そして塗り始める時は、養生をもう一度しっかり押さえてから塗ります。
ガラスサッシの周りなどは塗料が入り込みやすいので、もう一度押さえてから塗りましょう。
たっぷり材料が付いたローラーをいきなりサッシ側にくっ付けると入り込みやすいです。
少し開けて、塗りながら伸ばします。
気を使いながら、テクニックを駆使して塗っているのでさすがプロ!と思う仕事ぶりですね。
素人考えだと、端から順に塗っていくのかと思いますが、キレイに塗るにはさまざまなテクニックでやっていきます。
この下地が養生を潜って入ってしまうと、全部手直し!
それの方が大変な作業ですので、そうならないためにも考えながら塗るのです。
さすがです!桜島くん!
塗りにくいところを上手くぬるコツ
ローラーはただ動かしているだけのように思いますが、塗りにくいところを塗る時は向きを変えて行っています。
動かすだけで簡単にできそうだと思いがちですが、これは結構大変なのですよ。
ムラが出ないように塗らなければなりませんので、目で見て、音を聞いて、動かします。
力が加わりやすいのはローラーの軸の部分です。
右側が軸ですね。
どうしても力が入るところはたくさん付きますので、持ち方を変えて軸が左に来るように持つとムラがなくなり均等に塗れます。
右から左に移動する場合は、右側がたくさん塗れているので左から右に移動する時にローラーを持ち変えるとムラなくできるのです。
これは、テクニックですね!素晴らしい!
さて、順調に進んでいっていますが、奥まったところはやはり奥から塗っていくのがいいでそうですよ。
塗ったところに体が付いてしまったりして、塗りにくいので塗る順番も大切です。
そしてベランダに付き物といえばエアコンの室外機!
こういったものもできるだけ前に出して、見えない部分もしっかり塗りますよ。
本当に仕事が丁寧ですね。
丁寧な仕事をしてこそ職人だと思います
桜島くん、良いこと言いますね~。
塗れているかを音で判断したり、目でしっかり見たりと思った以上に塗装は大変です。
次に塗るものを考えながら効率良く行っています。
現場毎に塗り方を変えて、瞬時に色々と判断しながらやるのですね。
やはり経験が大事!
現場を重ねて成長していく
また良いこと言いました~!
しかし、この日は本当に暑い夏の盛りでした。
塗装現場は過酷ですね。
本当にお疲れ様でした~!
次回は「塗装技能士」についてご紹介します。
塗装職人って誰でもなれるの?
資格が必要?
知られざる塗装職人の世界をご紹介していきま~す。
お楽しみに~☆
また見てね~。