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2019/10/13

雨漏り原因はベランダ・バルコニーの笠木かも?!シーリングで防水処理をしよう!~名古屋の塗替え道場はシーリングもやります!~

台風による被害が大変多い季節です。

大雨・強風による雨漏りも多発していますね。

屋根などに穴が空くような雨漏り被害は見た目ですぐ分かりますが、部屋に雨漏りしてきて「どこから漏れているのか分からない」という状況はありませんか?

壁やサッシは大丈夫なのに雨漏りしてくる、という時は“アレ”から雨水が侵入しているかも!

今回は意外な雨漏り原因をお伝えします。

気にしたことがないあの場所を、ぜひ確認してみてくださいね。

 

ベランダ・バルコニーから雨漏りしている時はここを疑え

確かに雨漏りしているのだけど、どこから漏れているのか分からない

壁がしっとりしていて雨漏りしているような気がするけど、窓は何ともない

 

こんな症状ありませんか?

どこから雨水が侵入しているのか分からず防ぎようがない、そんな状況が続くと壁や躯体が傷み、家屋が大変なことに!

雨漏りは放っておくわけにはいきません。

では、この雨漏りは一体どこから?

窓も壁も異常がなければ、ここを見て欲しいという場所があります。

まず、雨漏りしている部屋の上の階はなんでしょうか?

やっぱり部屋ですか?

もしかしたらベランダやバルコニーではないでしょうか。

 

でも、ベランダ・バルコニーの床は見た目に異常がなく雨漏り要素はないけど…

 

そんな時は“ここ”を見てみてください。

それは手摺や腰壁の上にある笠木です!

 

笠木はこんな場所にもある!

え?笠木とは?

 

あまり耳にしたことがないものかもしれませんね。

笠木というのはベランダ・バルコニーの手すり壁の上を覆っている仕上げ材のことをいいます。

他にも塀、パラペット(屋上などの立ち上がり部分)、室内にもあり階段の手すり壁やキッチンの腰壁などです。

材質はいろいろあるのですが、ベランダ・バルコニーに多いのは金属製の笠木がよく使われます。

室内は木製が多いですね。

塀などはセメントやモルタル製がよく使われていますよ。

何のためにあるのかというと、1つはデザイン性

カラーもいろいろありますので、建物に合わせたオシャレな外観にすることができます。

室内の笠木は主にデザイン性にこだわったものが多いのですが、塀・ベランダ・バルコニーは機能重視です。

デザイン性も重視していますが、塀の笠木はブロックの落下防止という役割を持っています。

ベランダ・バルコニーの笠木は実は雨漏りを防ぐ、という役割があるのですよ。

雨水が手すり壁の内部に侵入することがあるのですが、それを笠木が防いでいます。

直接、雨風の影響を受けるベランダ・バルコニーはそれだけ雨漏りしやすい箇所で、しっかり防水処理をしておかないと建物を傷めてしまうのですよ。

つまり、笠木がなければ雨水がどんどん入り込んで雨漏りをしてしまう!

それを防ぐために、笠木はとても役立っているのです。

雨水で湿った木材は白アリの絶好の餌食に。

白アリは湿気のある木を餌にしますので、どんどんかじられていきます…。

もちろん強度も耐久性下がりますね。

侵入した雨水も室内に壁を伝って入ってきますので、雨漏りもしてしまいます。

これは木造の建物の場合です。

では、RC構造(鉄筋コンクリート)ではどうでしょうか。

クラックと呼ばれるひび割れが起こりやすいのがコンクリートのデメリットで、そのクラックから雨水が染み込み…。

中の鉄筋を錆びさせてしまうのです!

そうなるとコンクリートの強度は下がりますので、建物として致命的ですね。

木造でもRC構造でも雨漏りは放置するわけにはいかないのです。

雨漏りを見つけたら、早急に補修をしないといけませんよ。

一刻も早く、業者に依頼をしましょう!

腰壁などに乗っているだけの笠木はどこから雨水が侵入してくるのでしょうか?

それは笠木の取り付け方と形が関係してくるのです。

 

シーリングで防水処理をしよう

笠木は壁の上に乗っかっているのですが、壁にピッタリくっ付いているわけではありません。

湿気や雨水を吐き出すために空間があります。

建物は呼吸をしているので、あちこちに穴が空いていたりするのですよ。

例えばサイディングボードなどはボードとボードの間は隙間があります。

外壁塗装の時、その隙間を埋めて欲しいと言われる方がいますが、塗料で自然に埋まってしまう隙間以外は基本、埋めません。

ある程度、隙間がないと湿気などがこもってしまい建物によくないのです。

それと同じように笠木も隙間があります。

必要な空間なので、無理に埋めようとしなくても大丈夫ですよ。

その隙間から雨水が侵入している、というわけではありません。

ではどこから入り込んでいるのでしょうか?

空いているところから入らないのなら、どこに侵入経路があるのでしょうか?

雨水の侵入経路として考えられる場所はいくつかあります。

まず、笠木と笠木のつなぎ目コーナー部分です。

つなぎ目を止めているボルト穴もあります。

初めと終わりの壁に付いた部分、つまり笠木の両端も侵入経路として考えられますよ。

笠木と笠木のつなぎ目というのは、施工場所のサイズに合わせて複数置いた際のつなぎ目です。

1つでは長さが足りない場合は2枚使用したりして加工をします。

そのつなぎ目の部分にジョイントカバーがしてあるのですが、そのカバーが劣化していませんか?

劣化して穴が空いている、浮いていて隙間があるなどしていませんか。

そういったところが雨水の侵入経路となるのです。

そして、コーナー部分ですが、1枚で作ることができませんので2枚を加工して角を作ります。

2枚を合わせていますのでそのつなぎ目に隙間ができて侵入経路に。

また笠木を止める際にはボルトを使用していますので、そのボルトの穴が錆びてしまいそこから雨水が入り込む、ということもあります。

壁の取り合い(笠木の両端)も隙間ができていると侵入経路になりますよ。

これらの部分に劣化があると雨漏りの原因となるのです。

もし見つけたら補修をしないといけませんよ。

ではどのようにするのでしょうか。

それらの部分はきちんと防水処理を施さないといけません。

有効手段はシーリングです。

つなぎ目やボルト穴、笠木の両端などにシーリングをすることで防水できます。

また、シーリングがされているのに隙間が空いている、ということがあればシーリング自体が痩せたり、取れたりしているのかもしれませんよ。

すぐにチェックしてみてください。

シーリングが劣化してダメになっている場合もシーリングを充填し直す必要があります。

修理は自分でもでき、シーリングそのものはホームセンターで購入して見様見真似でもできないことはありません。

しかし、場合によっては笠木の交換もしなければならないかもしれませんね。

そして、部屋に雨漏りしているならばそちらの補修も必要です。

こういったことを踏まえると、やはりプロに任せた方がいいと思いませんか?

一時しのぎでシーリングをすることはできますが、そのシーリングもすぐ取れる様な施工では意味がありません。

上手く充填できず失敗していろんな場所に付いてしまうと、取ることもできなくなってしまいます。

そうなってから業者に依頼となると逆に高くついてしまうかも…。

ぜひ、雨漏りの疑いがあったならばご自分で判断せずプロにご相談ください。

塗替え道場は防水工事も承っております。

雨漏り診断も行いますので、まずは資料請求・見積りをしてみてくださいね。

お待ちしておりま~す。

 

 

次回は「塗装道具の解説」の動画をご紹介します。

塗装班・職長寺西くんが解説しますよ!

職人が使用している道具、気なりますよね~。

 

お楽しみに~☆

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