- チョーキング
- ベランダ
- 剥がれ
- 塗装
- 雨戸
- 高圧洗浄
2019/09/03
ベランダも雨戸もキレイに!高圧洗浄機で塗装汚れもチョーキングも剥がしましょう!~寺西先生の塗装講座・高圧洗浄偏~
皆様、こんにちは。
愛知県・岐阜県・三重県を拠点とする外壁塗装専門店 塗替え道場 です。
「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」から、今回は「高圧水洗浄」についての動画をご紹介!
ご家庭でも使っている方いるのでは?
なぜ塗装の前に洗浄するのか、使い方も解説します!
気になる動画はこちら!
↓↓↓
痛みが酷い住宅の洗浄はこうする。プロ仕様の高圧洗浄機の使い方解説
毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!
塗装前に行う大事な工程
今回の現場はトタンの住宅です。
ここで、塗装前に行う大事な工程をご紹介!
使用するものは高圧洗浄機で、ホームセンターで売っているようなものではなくエンジンで動く圧力のかかる強力な機械を使います。
なぜ、洗浄するのか解説していきますよ!
出演は塗装班職長・寺西くんお一人。
人気の寺西先生の塗装講座です。
いつもと違って、長袖のカッパを着ていますね。
洗浄の時はやはり必要なのでしょうか?
と、思ったら…。
「動画用です!(キッパリ)」
夏は暑いので、着ないそうです…。
そうですよね、暑いですから。
それこそ、熱中症になってしまいますので気候に合わせて、というところでしょうか。
さて、見慣れないカッパの寺西くんが早速、解説してくれています。
高圧洗浄機の使用する際には、ただ水をかければいいわけでは無く、注意すべきことがあるそうです。
今から洗っていく所は上がモルタルで下がトタンになっている壁で、ちょっと劣化が進んでいます。
触るとモルタルがポロポロ落ちてくるくらい、ひどい状態です。
ここにいきなり高圧洗浄機で水をかけるとどうなると思いますか?
TVでも紹介されているので、高圧洗浄機がどういったものかご存じだと思いますが、水の勢いがとにかく強いですよね?
当たると痛いくらいの水圧です。
試しに寺西くんがトタンにかけてみます。
バシュッ!すごい音が!
なので、このモルタル壁にやると、穴が空いたり、もっとポロポロと壁が落ちてしまったりしてしまいます。
このような劣化が見られる場合は、洗浄機の先を取り外しましょう。
すると、水がチョロチョロと出てくるではありませんか!
なるほど~、水圧をかけずに水をかけるだけにするのですね。
軽く洗い流すぐらいでOKなので、ザッと洗い流しましょう。
この壁も上から塗装をするので、まずは洗い流すことから始めます。
では、トタンはどのように洗うのでしょうか。
同じようなチョロチョロで汚れが取れるとは思えませんね。
次はトタンの洗い方です。
汚れも剥がれる!チョーキングもスッキリ
さて、トタンですが鉄だからそんなに洗浄しなくてもいいだろうと考える人が多いのですが、これは間違いです!
ここには元々塗装がしてあり、上にホコリや砂など、そして目に見えないゴミも付いています。
このまま、上から塗装をすると密着が悪くなり、塗料が上手く乗りません。
なので、強い圧でしっかり洗浄していきます。
そして、このトタンは前に塗った塗料がチョーキングを起こしていますので、これもしっかり洗い流しますよ!
チョーキングというのは、劣化現象の1つで触った時に白い粉が付く状態。
「白亜化現象」とも呼ばれ、顔料が粉状になって塗装表面に現れることをいいます。
動画を見ると分かりますが、なんとなく白っぽい色をしているのが分かりますよ。
これは、こういう色の塗料ではなく、チョーキングによるものです。
割とよくある劣化現象なので、自宅の壁もこのチョーキングが現われたら塗り替え時期と思ってください。
また、耐用年数よりも早くチョーキングが現われたら、施工不良の可能性があります。
その場合は施工業者に連絡してくださいね。
保証期間内であれば対応してもらえると思いますよ。
このチョーキングのトタンは洗浄前にケレン作業を行います。
ケレンとは錆を削ったり掃除をしたりして、塗装をしやすい状態にすることです。
これをするのとしないのでは大違い!
特に鉄部はしっかり行う必要があります。
錆を削るにはマジックロンを使用。
マジックロンは他の動画にも何度か登場していますね。
削り落としがしやすいスポンジのようなものです。
サンドペーパーでもいいのですが、トタンのような山形になっているところはマジックロンのような弾力のあるものでしっかり当てて擦るといいですよ。
頑固な汚れも錆もしっかり削れます。
トタンはつなぎ目のところが錆が出やすいのですが、マジックロンで擦るとキレイに削り落とせるのでおすすめですよ。
「こんなに擦ったら傷が付いちゃうのでは?」と思いますが、それでいいのです!
なんと「足付け」と呼ばれる作業方法で、あえて傷をつけるように擦ります。
鉄は壁と違ってツルツルとした表面なので、塗料を吸い込みません。
なので、傷つけることによって、その付いた傷に塗料が入り込んで密着が良くなる、という訳なのです。
ちゃんと考えられた作業なのですね!
ケレンは足付けも兼ねた作業なので、キレイに仕上げるための大切な工程ですよ。
高圧洗浄機は洗浄力が違う
では、洗浄開始です!
威力がすごいです!カメラに水がかかるくらい(笑)
洗ったところは下の塗料が剥がれてキレイになっています。
すごいですね!
本来は壁の洗浄を行う前に破風と樋をするそうです。
破風は木部なので、あまり高圧だと傷が付いてしまうので先に水を噴射して圧をだしてから、離れて洗浄します。
素材によって水圧を変えて洗浄するので、一口に洗浄といっても、手間がかかっているのですね。
樋は割れることはあまりなので、そのまま洗浄してOK。
バシャバシャとかけて洗浄してください。
裏にホコリが溜まっていたり、鳥のフンが付いていることもあるのでよく洗いましょう。
思いっきりかけて洗うと気持ちがいいですね!
ベランダ・雨戸もこれで解決
塗装の準備として洗浄をすると、紹介していますが実は塗らないものもキレイにしています。
ベランダの手すりも洗浄していますよ。
なぜかというと、塗装する際に養生をするのですが、汚れてホコリが付いているとテープがくっ付かないのですね。
塗っている最中に養生が取れてしまうと、塗料が他のところに付いたりして大変なことに。
しっかり、養生するためにはテープを貼る場所もキレイにしますが、養生をしない場所は洗わない、という訳ではないですよ。
土間や通路も実はキレイに洗っています!
コンクリートはしっかり洗わないと滑って危険なので、特によく洗うそうです。
この高圧洗浄機を使用すると黒ずんだコンクリートも白くなりますよ!
このままベランダもキレイにしましょう。
ベランダの床を洗浄すると砂が出てきましたね。
これが汚れですね~。
ここで、1つ注意点。
ホースを引っ張る時は手すりなどに擦り付けないように!
ゴムの跡が付いてしまいます。
気を付けて持って移動しましょう。
いろいろなことに気を使っているのですね。
次は雨戸を洗います。
雨戸は段になっているので、下から当てないと汚れが落ちません。
たんねんに洗います。
窓も洗いますので、雨戸を開けて当てていきましょう。
先ほどの雨戸と同じ要領で下から洗っていくと、窓は室内に水が入ってしまいますので、気を付けてくださいね。
サッシレールも驚くほどキレイになりますよ。
年末大掃除がとても楽になるので高圧洗浄機は本当におすすめです。
このように洗浄力も素晴らしいので、塗装前に行う洗浄はとても重要な役割をもっています。
これで塗装の仕上がりが格段に上がりますので、もしご自分でDIYする時も洗浄してくださいね!
次回は「雨漏り」シリーズでシーリングについてお送りします。
台風に備えて、雨漏りを防ぎましょう!
お楽しみに~☆
では、また見てね~。