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2019/06/20
誰でも分かるコーキング工事②!~雨漏れなどで大切なシーリング(コーキング)工事編~
前回に引き続き、「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」のネタから、シーリング工事②をお送りします!
気になるシーリング②動画はこちらです!
↓↓
☆プライマー徹底解説!雨漏れなどで大切なシーリング(コーキング)工事☆
シーリング工事シリーズ①「養生テープで仕事が決まる!編」の動画は養生について紙テープの大切さをご紹介してきました。
今回は②の「プライマーしなきゃダメよ!編」です。
段取りについてとプライマーの大切さをご紹介!
ためになるワンポイントアドバイスもありますよ~。
★塗替え道場TV★はこのHPの左側にあります!
毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!
プライマーを塗っていこう!
さて、本日の出演はシーリング班の職長・山口くんと我らが社長のお二人です!
現場はALC外壁の三階建ての建物。
今、職長が缶を持って、ハケで何やら壁に塗っています。
塗料?シーリングではなさそう…?
聞いてみましょう。
これは何をしているのですか?
「プライマーを塗っています」
はて?プライマーとは?
前回の①の動画にも出てきましたが、プライマーとは何でしょうか?
プライマーとはシーリング材と躯体(建物を支えている構造部材のこと)をくっつける接着剤(ボンド)みたいなものです。
シーリング材を直接、くっつけていくわけではないのですね!
今回はALCの三階建ての建物でシーリング工事を行います。
そのシーリング材を打つ前の準備をしているというわけです。
ALCというのは、軽量気泡コンクリートのこと。
「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の頭文字を取ってALCと呼びます。
このALCというものは高温高圧で蒸気養生されていて内部は気泡で空いているそうです。
なので、とても軽い!
通常のコンクリートに比べると1/4程の重さで、外壁として使う場合は金属網で補強されたパネルになっています。
気泡が空いているので、夏は涼しく冬も一定の温度が保てるので温かい、というメリットがあるそうですよ。
しかし、内部に気泡があるので防水性が弱い!
防水性を持たせるため、シーリング材を利用するのだそうです。
段取りの重要性!
さて、三階建てのALCの建物を、職長一人で行います。
だから段取りが何よりも大切なのです!
先ほど説明したプライマーを塗っていくのですが、通常のシーリング工事の時とちょっと違うところがあるのをお気づきですか?
よく見てくださーい。
なんだか、壁がさっぱりしていませんか?
紙テープを張っていないのです。
「ちゃんと養生しないとダメでしょ!」って、思いますよね?
このALCの場合は紙テープはいらない!
表面がツルツルしていないので張っても取れてしまい、ズレたりしてシーリング材を打ってもガタガタになってしまったりするので、張らない方がキレイに仕上がるのだそうです。
新築の場合は張るそうですが、今回は改修工事なので張りません。
シーリングを打ったあとはきちんと慣らして、終了になります。
窓枠や冊子などは、紙テープを張って養生、その後に同じように全部プライマーを塗っていきますよ。
張らないのはALCの外壁だけです。
この紙テープも①の動画で説明しましたが、ちゃんと張る順番がありますね。
覚えていますか~?
紙テープを撤去する順番に張っていくのですよ。
今回もちゃんとその順番に張られていて、段取りを考えて行われています。
ALCの外壁に紙テープを張る場合と、張らない場合では仕上がりは変わりなく一緒です。
でも、紙テープを張った場合は剥がす手間がありますので、時間がかかりますね。
もちろん、張るのでテープ代やその人件費もかかってくるので、コストが増えます。
ちなみに段取り良く行い、早く仕上げられるのは会社の中では職長が一番だそうですよ!
爆速の男です。
見ていても、「言うほど速くないじゃん!」って思いました?
手元が速い・動きが速い、といったことではなく段取りよく行って、現場を早く終わらせられるというところが爆速たる所以です。
ALC外壁の注意
動画を見ていると晴れてとても暑い日なのですが、昨日は雨が降っていたそうです。
ここで素朴な疑問。
雨が降っていた日は気にしなくてよいのか?
実は壁が濡れているとシーリングはできません!
なぜかというと、プライマーの原材料は油分なので、濡れていると付かないのです。
もし壁が濡れていたら、拭いたりすることもあるそうですよ。
天候が悪い雨の日は施工自体を中止にすることも。
雨上がりの場合は、日が当たっているところから始めたり、午後に回したりと段取りを変えて行なっていきます。
特に冬は大変!
結露がひどいので湿潤状態になっています。
本当は上から行うところを、半分やって上行って、また下がって…というように段取りを変えていかないといけないので時間がかかるのです。
もちろん、職人は経験と知識できちんと分かっていますので、天候や気候に合わせて段取りを組んでいますよ。
と、ここで2面終わりました!
喋っていても仕事をおろそかにしません。
ちゃんと段取り通りに進行していますよ。
さすがですね!職長!
ワンポイント・アドバイス
ではここで、職長・山口くんのワンポイント・アドバイス~!
今、一段降りたところにいます。
プライマーの塗り方を教えてくれるそうですよ。
まず、大事なことはプライマーは「しっかり塗らないといけない」ということ。
なぜなら接着剤の役割をしているので、塗りが甘いとシーリング材がくっつかないのですね。
なので、塗りムラがないようによく塗りましょう。
どのぐらい塗ればよいかというと、ハケにタプタプに付けてたっぷり塗っていってください。
多すぎても大丈夫。
量が多くても困ることはないそうです。
乾くので不便はないとのことなので、思い切ってたくさん塗ってみましょう!
塗るポイントとしては、隙間にサッーと塗るのではなく、周りにも付けるようにしっかり塗ってください。
真ん中だけ塗ってあっても隙間は三面になっているので、両脇にも塗らないとシーリング材が付きません。
取れてきてしまうので、よく塗ることが最大ポイントです。
では、ここで社長がチャレンジ!
素人が塗るとどうなるか、山口職長が塗ったところと比べて見てみましょう。
…グチャグチャ!
はみ出過ぎです…。
こぼれるほど塗るのはNGですよ!
見た目が汚いですね!
ここで素人と職人の差が出ます。
さすが職長。さりげなくやっていますが、かなりテクニックが必要な作業ですね。
このプライマーの質感ですが結構、固めとのこと。
においがあるそうですが、それは動画では伝わりませんね~。
色は飴色で、こってりした感じ。
1缶で何m塗れる、というのがちゃんと決まっているそうですよ。
職人はそういったことも考えて段取りを組んでいるのですね。
養生してプライマー塗って、それからシーリング材を打っていきます。
ここでお知らせです!
シーリング工事のことで疑問に思ったこと、わからないこと、その他気になることがあったら動画にコメントを残してください!
そのコメントを見て動画を作っていきます。
思ったこと、どんどん入れてくださいね。
でも職人さん、ナイーブですぐ凹んじゃうので、ネガティブコメントはなるべく無しの方向でお願いしますね(^-^;
動画はここで終了になり、シーリング工事は③に続きます。
次回は「誰でも分かるコーキング工事③改修と新築、全然やることが違います!編」でお送りしますよ!
では、また見てね~。