2019/06/16
外壁塗装の疑問〜そもそも何で必要なの?〜
こんにちは!
これまで大規模修繕における費用や仕組みについてご紹介をしてきました。
大規模修繕の中でも特に大事な工程である外壁塗装ですが
そもそも一体何のためにおこなうのだろう?と思う方も多いのではないでしょうか。
見た目的には少し古くなってきた感じがするだけだし・・・ヒビとか見当たらないし・・・
まだ外壁塗装はいいか(゜▽゜)
なんて思って後回しにしていると・・・
住民の生活環境が悪くなるだけでなく、建物自体の老朽化を早めてしまい
気がついた時には多大な修復費用が(T▽T)なんてことになりかねません。
だからこそ、定期的なチェックや見直しが大切なんですね。
今回は、外壁塗装が必要である理由、そして普段から気にすべきチェックポイントをご紹介いたします。
外壁塗装が必要な3つの理由
1、見た目の美しさ:美観
美観のために外壁塗装を考えはじめる方も多いもの。
やはり、自分が毎日生活する建物はボロボロな見た目よりも綺麗な方が気持ちがいいですよね。
外壁塗装をすることによって艶やかな外観に変身。
カラーバリエーションも豊富です(。´∀`)ノ
美しい家を保つことで、生涯の財産にしていきたいものですね。
2、住宅としての機能を守る:保護
なによりも一番大切なのは住宅としての機能を保つこと。
塗装によって紫外線や雨風等を防ぎ、建物が老朽化してしまう原因をつくらないようにしていくのです。
まずはシーリング材を用いて建物の隙間を防いだり、クラックという外壁にできるヒビ割れを補修したりすることで、外壁塗装前に建物自体の劣化を修復します。
その後、さまざなま塗料を用いて外壁塗装がはじまります。強度や耐久性によって塗料の値段は高くなり、とくにフッ素塗料などは15~20年の耐久性だけでなく、耐熱性や防水性も兼ね備えている塗料です。
少し値段が高くついても、今後何十年と家の機能を保つためだと思えば必要な投資かもしれませんね。
外壁塗装を依頼すべきチェックポイント
一体どのようなときに依頼を検討すればいいの?
ここまで、外壁塗装がいかに大事な工事であるかということがお分かりになったかと思います。
次に、実際に依頼を検討すべきポイントをご紹介いたします。
何年経っているか?で考える
前回の塗装工事から何年経っているでしょうか?
また、新築の場合は築年数はどれくらいでしょうか?
一般的に、8年〜10年を目安に外壁塗装工事を検討すべきだとされています。
というのも、外壁のクラック(ヒビ割れ)は大体8年目までで発生しなくなるという性質があるため、そのタイミングでメンテナンスをおこなうことが望ましいのです。
もちろん、それぞれの家の環境によって状態は異なりますから、8年を過ぎたあたりから
日頃のセルフチェックを欠かさないようにしましょう。
セルフチェックの仕方
見るポイントはココ!
◆外壁の色は変わっていませんか?
ある程度の年数が経過すると、どうしても外壁の色の変化は見られるもの。
「なんだか最近くすんで見える」
「汚れがなかなか落ちない」
そんな風に感じるのであれば、塗り替えのサイン。単なる汚れの蓄積ではなく、塗膜自体が傷みだしている状態なのです。
◆外壁にカビやコケ、藻が発生していませんか?
これは外壁がダメージを受けてしまう直前のサイン。
カビやコケ、藻は水分を好むため、防水機能が低下していると考えられるのです。
そのため、外壁全体がダメージを受けてしまうのも時間の問題。
できるだけ早めに依頼を検討するべきといえるでしょう。
◆外壁を触ると白い粉が付いてしまいませんか?
これはチョーキングという現象。
塗膜の機能を失ってしまっているので、補修が必要な状態です。
◆外壁にクラック(ヒビ)はありませんか?
幅0.3mm以下の髪の毛のような細いクラック(ヘアークラック)や、幅0.3mm以上で深さが4mm以上といった大きなクラック(構造クラック)などは決して見逃すことのできない修復サインです。
クラックを放置しておくことは、建物自体の老朽化を早めてしまいます。
もちろん、そのような場合は外壁塗装の前に修復工事から入らなくてはいけません。
気がついたら、できるだけ早くに!
もし生活をしている中で何か異変を感じたり、セルフチェックで怪しい箇所が見つかったりした場合は、まずは塗装会社に問い合わせてみましょう。
処置が遅くなればなるほど、後に払う金額も多大なものとなってしまうかもしれません。
定期的に外壁を整えることで、いつまでも住みやすい住宅環境の維持をしていきましょう!