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2019/05/21
防水はどんな会社に頼むといい?~防水専門店~
修理はどこに頼む?
「雨漏りしてきた!どうしよ~~~!」
こんな場合は大至急、修理しないといけませんね!
業者にすぐ連絡しましょう。
ところで、その業者はどうやって探しますか?
「すぐスマホで探す!」
「そういえば電話帳が家にあったような…。」
「家の近所に工務店があるなぁ。」
考えてみると、修理を頼めるところが1つではない気がしますね~?
どこに頼むとスムーズに修理をしてもらえるのでしょうか。
今回は、防水工事が頼める会社をご紹介していきます!
主に依頼できる業者は以下の3つ。
・防水専門店
・塗装専門店
・建設会社や工務店
それぞれ得意なことや、できることが違うのでメリット・デメリットも交えてお伝えしていきます。
また、修理だけではなく新築工事の時に依頼すると良い業者もいるのですよ。
建て替え時などに役立ちますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
まずは防水専門店をお伝えします。
防水工事はやっぱり専門店がいい?
防水工事を請け負っている専門業者は「防水専門店」です。
いわゆる、「防水屋さん」と呼ばれる業種で、防水工事を一手に引き受けてくれる業者さんですよ。
「防水屋さんに頼めば全部直してくれる!」
そう思いますよね?
実は、得意不得意があり場合によっては対応しきれない、ということもあるのです。
オールマイティにできるわけではないのが、ちょっと残念です…。
では、メリット・デメリットは一体何でしょうか?
1.下請工事・新築工事をメインに請負っている
防水専門店は確かに防水工事が得意です。
しかし、建設会社の下請けであることが多く、新築工事を主に手掛けているところが。
建築中に「この部分を防水したい」という要望に応えて、防水施工を行っていきます。
何もない所に防水施工をすることに慣れているのですね。
個人宅に出向いて仕事をするというよりも、受注した現場に施工に行く場合が多いのです。
どちらかというと、「雨漏りしたから防水施工をしに行く」というケースはあまりありません。
何もないところからスタートする施工が得意であると、いうわけです。
また、屋上などの防水施工を多く請負っている業者はシート防水を得意としますので、ウレタン防水やFRP防水は対応できない、なんていうこともあります。
逆にベランダなどのウレタン防水を得意としている業者は、シート防水は請負えない、というケースも無きにしもあらず。
防水施工する箇所によって、業者を選ぶ必要があります。
今、してほしい防水工事がどのような施工が妥当なのかを見極めなくてはいけないのです!
「だから、それが分からない!」
となりますよね~。
だから業者を呼ぶわけですから、まずは相談をしてみましょう。
特にネットですと、困りごとのQ&Aなどがあります。
自宅の雨漏りが、どのような状態なのかを入力するだけで、対処方法を教えてくれるものもありますよ。
便利なので、ぜひ利用してみてください。
2.防水工事は建設会社などから指示を受けて行っている
さて、新築工事を得意とする防水専門店ですが、改修・修繕はできるのでしょうか?
答えは「不得意である」です。
建設会社の下請けが多く、新築工事を主に請け負っているのが防水専門店。
「雨漏りしているから直してほしい」と言われても分からないことが、よくあります。
シートのめくれや膨れなどの、見てすぐ分かる劣化には対処できます。
しかし、雨漏りの原因や経路を特定することには対応しきれない、という業者も。
例えば、建設会社から雨漏りしている建物の修繕を請け負った場合、
「ここから漏れているからシーリングして」
「シートの張替えをして」
と、こう言った指示を受けた施工は問題なくできます。
部屋に侵入している雨漏り経路の特定などは、「たぶんここだろうな…」と予想はできるのですが、断定はできません。
修繕そのものはできるのですが、建物の構造を全て理解しているわけでは無いので、そこは専門外となってしまいます。
防水施工が仕事である防水屋さんは単独で動くことはあまりないので、建設会社などから指示を受けて工事を行うケースが圧倒的に多いのですね。
こうして指示を受けて動く防水屋さんは、個人宅に新規で訪れることは少ないので依頼をしても引き受けてもらえないかもしれません。
3.戸建てが不得意な場合が多い
建設会社からの受注が多い防水専門店ですが、戸建てよりもマンションなどの集合住宅を請負うことが圧倒的に多い!
特にマンションブームなどもあり、あちこちで新築マンションの建設が行われていますよね。
マンションが建設されれば、防水専門店も大忙し!
受注も増えて、10年スパンぐらいで改修工事も行われます。
アフターサービスも含め、長い期間の受注が見込めるので、防水専門店も建設会社からの仕事は実入りが良いのです。
こうしたことで、集合住宅での防水施工の依頼が多いので、戸建ての受注をあまり請負わない業者も増えつつあります。
また、戸建てとマンションでは構造自体が違う!
防水施工にも違いがあるのですよ。
一般的には、マンションはRC構造(鉄筋コンクリート造)、戸建ては木造で建設されます。
例えば、木造の家にアスファルト防水のような高熱の材料を使用する施工をすることはありません。
また、戸建てにはない共有部がマンションにはあり、マンションにはない屋根裏などが戸建てにはあったりしますので、漏水の原因も様々。
「戸建ては専門ではないので分からない」、という業者も中にはいますので構造を分かっているのか、防水施工ができるのかどうか、予め確認してみましょう。
分からないまま工事を進められて不具合が出ては困りますからね!
確認は特に大事です。
防水専門店に頼むのは間違っている?
「結局、防水専門店は直してくれないの?」
必ずしもそうではありませんよ!
雨漏りした!→防水専門店に連絡!
と、なる前に考えてみましょう。
雨漏りの状況はどんな感じですか?
「どこから漏れているの?」
「生活できないほどひどい?」
漏れている箇所も、どんな防水施工が施されているかも見て分からないと思います。
防水専門店に依頼をするのであれば、電話やネットなどで「状況」をきちんと伝えましょう。
自宅が戸建てなのか、マンションなのか。
どこから雨漏りしていて、どんなふうに濡れてしまっているのか。
築何年経過しているかも伝えるといいかもしれませんね。
その間、メンテナンスは行っていたか。
もし、雨漏りではなくてメンテナンスの依頼をする時も同じように、現状を伝えてみましょう!
防水専門店のHPでセルフチェックができるものもあります。
こういったものを使うと、今何をしたらいいかが分かるので業者を依頼する時にも役立つと思います
よ。
でも、調べるのもちょっと面倒な時ありますよね…。
そういう時は自宅を施工した業者に連絡を取ってみてください!
建売住宅でも、注文住宅でも施工した会社がありますよね?
その会社に、「雨漏りしてきた」と連絡をしてみましょう。
そうすると、工務店や建設会社を通して、防水屋専門店の業者が対応してくれますよ!
構造のプロと防水のプロが一緒に雨漏りを見てくれます。
どこから漏れているのか、その場合はどうすればよいのか、いち早く答えが出て解決。
またアフターサービスなどが適応できる場合もありますので、よく確認してみてください。
料金が発生せずに修理をしてもらえることもあるので、ぜひ利用しましょう。
次回は「塗装専門店」についてご紹介。
「防水専門店と何が違うの?」
できること、できないことを詳しくお伝えしていきま~す。