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2020/04/29
シーリング撤去とは?打つだけじゃないシーリングの世界を解説!
「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」の動画から「シーリング撤去」の動画をご紹介します!
シーリングって打つだけじゃないの?!
撤去ってなにするの?
そんなシーリングの世界をシーリング班・斉藤先生が解説!
ぜひご覧くださ~い。
気になる動画はこちら!
↓↓↓
【神業シーリング撤去】目に見えないところまで徹底的にこだわる職人技を披露!怠ったら家が腐る!住宅の手抜き工事で一番多いシーリング・防水工事を解説
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シーリングの撤去とは?
ざっす!
今回はシーリングの現場にお邪魔しています。
解説するのはシーリング班の斉藤先生!
なんとYouTubeを待っていたそうですよ。
お待たせしました!
たっぷり解説お願いします。
さて、今回はシーリングの現場ですが撤去の解説です。
撤去って分かりますか~?
既存のシーリングを取ることを言います。
上からシーリング材を乗せてしまうと、古いシーリングから剥がれてきてしまうのです。
キレイに取ってから改めてシーリングを打ちます。
この撤去の作業がシーリング工事の中で一番大変だそうですよ。
すぐ取れるものと取れないものがあるので、やってみないと分からない!
コツは慣れ!だそうです。
何ごとも経験が大事ですね!
では早速、道具の紹介してもらいましょう。
1つ目はカッターナイフ。
だいぶ大きいですね~。
そしてペンチとマイナスドライバー。
マイナスドライバーは先が丸くなってしまっています。
これは使っているうちにだんだん削れて丸くなってしまうのだそうです。
丸いと端っこが取れなくて使いづらいので、丸くなってきてしまったら先を削って尖らせて使います。
新しいものを用意するのではなく、削って大事に道具は使用しているのです。
そしてプラスドライバーもあります。
プラスドライバーは削るためのものではなくて、エアコンカバーを外したりする時に使用するそうです。
エアコンなどが撤去するシーリングの上に障害物としてある場合は、外してその下の作業をします。
取り外さないと、作業できませんのでプラスドライバーは必須。
カッターナイフの刃も、もちろん常備していますよ!
さすがです!
実践!斉藤先生と寺西くんの違いを見てみよう!
では、実践編です。
斉藤先生にやっていただきましょう!
今回の現場はサイディングですので、撤去作業はやりやすく、取れやすいそうです。
これがALCだと取れなくて大変!
ALCというのは軽量気泡コンクリートのことで、断熱性、耐火性に優れた外壁素材のことです。
サイディングを切らないようにカッターを入れていきますが、力加減が難しいですね。
刃をちょっと斜めにして角度を外向きにして削り取るようにしていきます。
あえて斜めにすることで、取りやすくするようですよ。
ここで、斉藤先生がとても簡単そうにやっているので、寺西くんが挑戦!
カッターの刃を入れていきます。
あぁ~結構、残っていますね!
思ったほど簡単ではないそうです。
「初めはこんなもんです」
斉藤先生、優しい!
めちゃくちゃ難しいようです。
出来たと思っても薄いのが結構残ってしまい、サイディングを切ってしまいそうで、怖いので難しい。
けれど、斉藤先生は迷いがなく、お見事!
キレイに簡単に行っています。
他の場所を見てもシーリングが全く残っていなくてとてもキレイ!
このようにシーリングがない状態が大前提です。
シーリングを撤去したら青いテープと黄色のテープが出てきました。
これがボンドブレーカーです!
鉄板が入っているそうで、黄色の方には貼られていません。
ボンドブレーカーというのは、三面接着を回避する目的で目地底に貼り付けるテープ状の素材のこと。
これが貼ってあるとシーリングがくっ付かない!
三面接着とは、両脇と奥の三面がくっ付くこと。
もし三面接着になると、奥がくっ付くので建物の動きについていけなりヒビが入りやすくなります。
二面の場合はシーリングと両脇だけなので割れにくくなるのです。
ボンドブレーカーが貼られてない現場もあります。
貼ってないと撤去が大変になるそうです。
貼られていない現場があれば、貼ることも。
あまり知られていませんが、シーリングはガンで打っているだけではなく、このような作業もあるのですね。
ちなみに、サッシ周りにはありません。
外から見える物ではないので、撤去してみないとボンドブレーカーが貼ってあるかどうか分からないので、現場によって当たり外れがあるそうです。
塗替え道場では金額は変わらず、貼っていなければサービスで貼っていますよ!
塗装とシーリングの紙テープの違い
さて、お次は紙テープ偏です!
斉藤先生、紙テープの先を折りました。
これをやるのと、やらないのでは効率が全然違う!
なかなか紙テープが取れないので、みんな折っているそうですよ。
最初の一手間で効率良く作業ができるのですね。
そして紙テープは目地のギリギリに貼ります。
ギリギリに貼らないとダメなのです。
隙間を空けて貼ると、そこの部分が薄くなり剥がれやすくなるので雨漏りしやすくなる。
逆に入り過ぎると紙テープの上にシーリング乗るので、紙テープを剥がした時にシーリングも一緒に剥がれてしまうのでギリギリに貼ります。
加減が難しいですね。
上から貼っていき、一番下は横に逃がしていきます。
紙テープが邪魔になってしまいキレイに仕上がらないそうです。
そういえばシーリングの職人さんは、紙テープ貼る時も軍手を外しませんね!
塗装職人はマスカーとか養生の時は外すそうですよ。
理由は分からないそうですが、目地を押さえたり、紙テープを切ったりすると手を怪我したりして危ないので外さないのかもしれないですね。
凹みもきちんと押さえて貼ります。
そうしないと、シーリングがはみ出てしまうので良く貼りましょう。
ここで、寺西くんが挑戦!
紙テープは自信があるそうですが、どうでしょうか…?
まずは端っこ折りましょう!
ギリギリに貼っていき、水切りもしっかり貼ります。
これは汚れ防止のためだそうです。
そして目地をしっかり押さえる。
指が痛くなるので軍手あった方がいいようですね。
斉藤先生の評価は「まぁ大丈夫」とのことなので!
いよいよボンドブレーカーの出番ですよ!
目地に貼る時、指が入らないのでマイナスドライバーで押さえていきます。
これを貼っていない所に全部貼っていくという訳です。
「基本的にはこれをしっかり入れてあげないと二面接着にならないんで」
寺西くん!斉藤先生が教えてくれたことですよ!
大事なことなので覚えておきましょうね。
プライマーの塗り方
次はプライマーですが、№30を使用します。
№40もあり、材料によって使い分けしていて、接着する能力が変わるそうです。
匂いがちょっとキツイので、吸い込み禁止ですね!
刷毛に着けて、プライマーの缶の口で落とします。
あんまり着けちゃうと垂れてきてしまうので、ここで調節です。
目地の横だけに塗るようにして、ボンドブレーカーには着かないように塗りますよ。
プライマーは接着剤の役割なので、塗らないとシーリングがすぐ剥がれてしまいます。
必ず使用しましょう。
こちらのような建物は撤去だけでも300mくらいあるそうです。
紙テープも両脇貼るので2倍あり、サッシ周りもあります。
それを2日で作業!
大変ですね~。
そして、シーリングの仕事は一通り覚えるのは3ヵ月くらいだそうですよ。
後は現場をとにかく、こなしていけばシーリング職人になれるかも!
これで寺西くんも明日からシーリング職人?!
お疲れ様でした!
次回は「クリア塗装」の動画をご紹介していきます!
色がない透明の塗装とは?
寺西くんが解説します。
お楽しみに~☆
また見てね~。