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2019/11/23

ローラーで塗れない所はハケで!職人のハケの使い方を解説します

「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」の動画から「ハケの使い方」の解説動画!

塗装班職長・寺西くんが解説します!

 

気になる動画はこちら!

↓↓↓

刷毛裁きをお見せします。刷毛を使えるようになったら一人前位といいますが寺西先生が解説します。

 

★塗替え道場TVはこのHPの左側にあります!                     

 

毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!

 

ハケとローラーの違い

今回はハケの使い方を解説です。

出演は社長と寺西くん、そして新しいカメラマンに変わりました~。

塗替え道場にようこそ~

なんと芸能人の撮影を行っていたプロのカメラマンです。

ちょこちょこ天の声としてツッコミしてくれているのでご期待ください!

さて、現場は下塗りが終わったので、これから中塗りをするところです。

窓にしっかり養生されていますね。

塗る時はローラーを使用するのですが、壁の際や窓枠などをローラーで塗ると上手く入らない。

塗残しも出ますし、必要以上に塗料が着いてしまうなんてこともあります。

しかし、塗れないからといって、勢いよくやるとテープを潜って養生の中に塗料が入ってしまう!

そうならないために、ローラーを使用する前にハケを使って隅や線を引いて塗っていきます。

ピコ!

これをハケ取りといい、ローラーで入らないところを全部塗っていくのです。

ピコ!

 

社長のパワハラが!ピコピコハンマーがうるさい…。

 

寺西くんは慣れているのでスルーです!

めげずに頑張ってくださいね!

 

今回の現場で軒天も塗っています。

軒天は外壁から伸びている屋根側の天井のことで、ここも外壁と同じように塗装していますよ。

別な塗料が塗ってあり、外壁をこれから塗るところです。

通常、軒天を塗る時に真っすぐ塗るためにテープを軒天側に貼ります。

1本、ピッーと貼って真っすぐ塗れるようにするのですが、今回の軒天は密着があまり良くなかったので、テープを貼っていません。

テープが強すぎて、剥がれてしまったりすることがあるので、テープ無しで線を引いて塗るそうです。

真っすぐ引くのって難しそうですね…。

ここもハケで真っすぐ線を引いてからローラーで塗っていきます。

 

水性と油性ではハケも違う?!

いつも紹介している塗料は油性なのですが、アパートやマンションなどの集合住宅は匂いが気になったりするので、水性を使用したりします。

今回使用している塗料も水性で、水性と油性塗料はハケも違う!

水性は素材がナイロン製です。

油性は天然の動物の毛が多いのですが、水性用は化学繊維

動物の毛は馬や豚、タヌキ、ヤギなどがあります。

また、使用している毛が何処の部位なのかで値段や使用感が変わる。

ヤギは顎の毛、腕の毛、しっぽなどがあるそうです。

値段ももちろん、違いますよ。

使用感も違えば、ハケの素材で塗る物も違ってきます。

ザラザラ、ボコボコしているリシンという壁の模様があるのですが、そういった壁を塗る時は硬い毛のハケを使用。

ブタの毛が硬いので、よく使うそうです。

ハケの種類については前回ご紹介済みの水性塗料動画でも解説していますよ!

動画はこちら!

↓↓↓

水性塗料でも高耐久!ラジカル制御型塗料?外壁塗装は基本的に塗り替え道場では油性を使用しますが、アパートやマンションの塗装で匂いが出ない水性を使用するときがあります。

 

こちらの動画もぜひ見てみてくださいね。

さて、水性塗料のハケですが、ナイロンの特製として、塗料を含ませると、いっぱい着きます。とても厚みが出やすい!

水性塗料は液体自体に厚みがあるのが特徴です。

含ませてすぐに線を引こうとすると、塗料がいっぱい出てきてしまいます。

別な所で寺西くんがハケを押し付けて見せてくれました。

グッと押し着けると、塗料がいっぱい出てくるのが分かります。

カメラマンも思わず、おぉ~~!と声が出るほど!

天の声、良い声していますね!

職人によりやり方が違うとは思いますが、線を引くところの下で、一回伸ばして線を引く準備をします。

これがキレイに線を引くコツです。

着いている塗料を減らすことで毛先も細くなるわけです。

これできわどい線も引きやすくなりますよ。

また、塗る際はハケを押しつぶして引きましょう。

置いたら上に引き上げるようにします。

毛先を送る、というそうですよ!

 

社長「角がでるみたいだからカタツムリみたいだね!」

天の声「ハっ!

 

思わず天の声、鼻で笑ってしまいました(笑)

社長の例え、どうでしょう…。

 

押すことで毛先が出てくるので引きやすくなります。

寺西くんが線を引きますので、見てみましょう。

 

キレイですね!さすがです!

カタツムリみたい(笑)に毛先出して引いていますね!

これは素人がやるのと職人がやるのでは全然、違うそうです。

ローラーは割と誰でもそれなりにできるそうなのですが、ハケはやはり職人技。

やってみようではできなさそうですね。

やっぱり職人はすごいですね~。

最初の位置を決めて固定してしまえば、速く動かしても大丈夫。

右に左に一直線。

とってもキレイに引けています。

 

窓枠やインターホンなどもハケ取り

壁だけではなく、窓枠などもハケ取りしていきます。

寺西くんがサッとサッと塗っていきますが、意外と大胆にいきますね。

これには社長もびっくり!

ちょっと入っているのでは?と思っちゃいますが、これぐらいは大丈夫だそうです。

塗る時、ちょっと養生を押さえてやる方がいいそうですよ。

このような個所をローラー使用して塗ると結構、潜って塗料が入ってしまいます。

ここで、寺西くんから提案。

 

ローラーとハケ、どっちが潜ってしまうか検証しましょうか?

 

それ、面白そうですね!ぜひやって欲しいです!

ハケ取りはちょっと面倒で手間がかかりますが、やるとやらないでは全然違いますよ。

けれど、全ての塗装をハケで行うのは時間がかかり過ぎて無理ですよね~。

塗料の吸い込みがハケとローラーでは全然違います。

ハケは毛の部分だけしか吸い込めないですからね。

対してローラーは全部に塗料を吸い込めるので、その分多く塗れるのです。

お客様にもローラーで塗るだけだから早く終わるでしょう?と、言われる時があるそうなのですが、ハケ取りしていますので、そんなに簡単には終わりませんよね。

細かいところもしっかり、やっていますので時間もそれなりにかかるのは、ある程度は仕方のないこと。

養生もしっかりやらないと、キレイには塗れませんのでこれも省けませんね。

逆にすぐ終わる作業は、ちゃんと塗っていない証拠かもしれませんよ。

ハケで全部は大変すぎてとても塗れませんので、広い面はローラーで、細かい所をハケと使い分けて塗っていきます。

養生さえしっかりしておけばハケで細かい所を、どんどん塗っていけますね。

窓以外ではインターホンも同じようにハケ取りして塗りましょう。

たっぷりと塗料をハケに着けたら、インターホンの上に置きますが、塗料の玉というものが着きます。

この塗料の玉というのは、塗料を置いた時に溜まってしまうものです。

そのままにしておくと段差が着いてしまうので、しっかり伸ばしておきましょう。

先にハケ取りをするので、次にローラーをする時までに乾いてしまうのです。

乾くと段差が目立つので、伸ばすのをお忘れなく!

 

次回は「」について解説します。

雨樋ってじっくり見たことありますか?

台風や大雨後に樋の点検も忘れずに。

溜まった雨水が溢れてしまうと大変ですよ!

お楽しみに~☆

 

また見てね~。

 

 

 

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