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- 屋根塗装
- 折半屋根
- 遮熱塗料
2019/10/02
遮熱塗料の効果はどれぐらいあるの?塗装職人が屋根塗装を解説します!
「塗替え同場」が配信している「塗替えTV」から、今回は「屋根塗装」についてご紹介~!
外壁塗装の解説が多い塗替えTVですが、屋根塗装を解説!
屋根の上はとてつもなく熱い?!暑い?!
通常の塗料と遮熱塗料の性能はどれぐらい違うのでしょうか。
ぜひご覧くださ~い!
気になる動画はこちら!
↓↓↓
遮熱塗料の実際の性能を屋根の上からご紹介!ありえない暑さで仕事をする男たちが解説します!
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屋根の上は灼熱地獄!
さて今回は屋根塗装です。
いきなり屋根の上からお届けですが、8月のお盆前の撮影で気温は33℃。
まだ酷暑ってほどではないですが、結構暑いですね!
出演は塗装班職長・寺西くんと塗装職人のブリキくんです。
ブリキくんは前回ご紹介したローラー解説の動画に出演していましたが、覚えていただけたでしょうか~?
その動画内で社長から「ブリキ」と命名されました!
ブリキくんが命名された動画はこちら↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=_gv3V84B-iU&list=WL&index=2&t=0s
今回もなかなかのブリキ具合ですよ(笑)
さて、この屋根の上ですがとにかく暑い!
けれどまだまだ暑さとしては序の口でお盆時期が一番暑いそうですよ。
ね、ブリキくん!
タブンソウデス…
どうもカメラ回るとブリキが出てしまうようです(笑)
ちなみに塗装屋さんは、真夏の現場では屋根塗装が一番嫌いだそうです。
地上に比べると暑さがハンパない!
どのぐらい暑いかというと、もう立っているだけで暑くて、足元からじりじり…。
照り返しがすごいのですよ~。
人がこれだけ暑さを感じるということは、屋根も相当なダメージを受けています。
そこで、屋根がどれぐらい暑いのかを計ってみましょう!
テレレレテッテレ~!放射温度計!
はい、秘密道具が登場しました~!
寺西くんが「勝手に動画用で買いました!」とのことです。
この放射温度計は対象物に触れなくても温度が分かって、しかもすぐに計測できる優れもの。
では計測です!
屋根は熱くて触れないほどですよ。
予想タ~イム!どれぐらいだと思いますか?
ブリキくんとカメラマンは50℃ぐらいと予想しました。
では計ります。
74.6℃!
熱い!!!
靴底が薄い靴だと低温火傷してしまって危ないのだそうです。
ブリキくんは「火傷しました!」とドヤ顔ですが、本当に危ないので気を付けてくださいね!
水ぶくれになったりすることもあるそうですよ。
今、寺西くんたちが乗っている屋根はカラーベストというもので金属ではありません。
折半屋根のような金属製の屋根は、もっと熱い!
カラーベストはコロニアルやスレートともいいます。
全部同じ物でスレートの方がよく耳にする名前かもしれません。
コロニアル・カラーベストはそれぞれメーカーの商品名です。
スレート屋根という名前の方が一般的でしょうか。
主な材料はセメント、軽くて耐久性に優れているので最近の屋根はカラーベストが多いようです。
デザインやカラーも豊富で価格も安い!
しかし10年ぐらいで塗装をし直してメンテナンスをしないといけません。
劣化してくると防水機能が落ちますので、雨漏りの原因になります。
しっかり防水効果を発揮させるためにも10年ぐらいのスパンでメンテナンスを行いましょう。
熱々の屋根ですが、実はまだ塗料を塗っていません。
画面の左側、寺西くんたちがいる方は塗料を塗る前で、右側の茶色っぽい所は下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りが終わっています。
右側はある塗料が塗ってあるのです。
そう、タイトルにもなっていましたね!
遮熱塗料です!
その名もスーパー無機ガードZ!!
ブリキくんの雄たけびと決めポーズ!
あれ?寺西くんもやるはずだったのにお約束の裏切りです。
寺西くんがブリキくんに嫌われてしまいましたが、なんやかんやで仲良し!
遮熱塗料の効果
さてお待ちかね!遮熱塗料の効果を見てみましょう。
先ほどの屋根の温度は74.6℃でした。
火傷するほど熱々でしたね。
遮熱塗料を塗った方の温度も計ってみましょう。
65.6℃!
なんと10℃近くも違います!
素晴らしい!ちゃんと効果がありますね。
この遮熱効果で熱を持たない分少し長持ちするそうです。
今、遮熱塗料として塗替え道場で使用しているものは2つあります。
1つが、今回塗っているスーパー無機ガードZ。
もう1つはロケットにも使われていた塗料を一般建築用に改良した塗料でガイナというものです。
この塗料は水性なのですが、断熱・遮熱に優れています。
塗料の中に空気の層で厚みを持たせ、熱が伝わりにくい構造になるので触れるぐらいの温度になるそうです。
ただし、この塗料はお値段も高めにはなります。
スーパー無機ガードは高反射で遮熱効果を生みだしています。
見た目もツヤツヤしているので、塗っていると眩しいくらいだそうです!
塗料により仕組みが違うのですね。
そして、屋根に付き物のタスペーサーという部品があるのですが、今回の屋根にも付いています。
タスペーサーとは、雨漏りを防ぐ目的で屋根の接地面に差し込んで隙間を作るための部材です。
カラーベスト同士が重なている部分に差し込んであります。
しかし、タスペーサーは挿すと経年劣化した時に、屋根が割れてしまうのであまりおすすめしていません。
隙間を作るために無理に上げているので、負担がかかって良くないのです。
もし隙間を空けたいのであれば縁切り(屋根同士がくっ付いた部分をカッターなどで切って隙間を作ること)をした方が良いそうですよ。
確かに屋根上を動くとパキッと音がして割れています。
今ある物を外せ、ということではありませんが入れる必要もありませんので、屋根工事ですすめられてもお断りして大丈夫ですよ。
気合いが大事!屋根の塗り方
では屋根塗装の解説に進みましょう。
ブリキくんが解説してくれます。
まず、コツは気合いだそうです!
そんな精神論を語られても困りますね…。
実践してもらいましょう。
初めに塗るスパンを決めます。
だいたいカラーベスト2マスぐらいだそうです。
自分の立ち位置をセンターからちょっと左側に。
これは右利きの場合ですが、少しずれることで右側も左側にも手が届きます。
塗残しがないようにできますよ。
最初のローラーを置く位置は真ん中から、カラーベストとカラーベストの間です。
重なったカラーベストの間にも塗料が入るようにしっかり塗ります。
一発目は塗料が多いのでそれを伸ばしていくのですね。
真ん中、上と塗残しがないように遠い所から決めたスパンの中を塗っていきますよ。
隣で作業をしている人が踏んでしまったりするので、自分の決めたスパンの中だけを真っすぐ塗ります。
ブリキくんは屋根が得意だそうで、すごくキレイに塗っています。
塗装場所により得意不得意があるようで、屋根は腰を痛める人が多いそうです。
確かにこの中腰キツそうですね。
細かい作業があまりないので、単調な作業をひたすら繰り返してとにかく頑張って塗る!
つまり気合い!
やっぱりコツは気合いでした~。
気合が入っている人は早いそうです。
しかし、暑そうですね…。
まだこの日はマシな方で、もっと暑くなると湯気が出てくるそうなので屋根塗装は過酷な現場!
本当にお疲れ様です!
ここで寺西くんが錆止めの箇所を紹介してくれました。
「ここ、錆止めなのですが温度低いんですよ~。なんでかな~?」
触れるくらいの53℃で、かなり温度が違いますね。
すごく不思議がっているのですが、答えは白だからですよ!
白は一番反射率が高いので、温度が上がらないのです。
まさか、知らなかった?!
遮熱塗料を白にすれば、更に効果がアップしますね。
お疲れ様でした~。
次回は「雨漏り」シリーズでお送りします。
お楽しみに~☆
また見てね~。