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2019/09/15
ベランダや屋上はウレタン防水がいいの?防水工事の種類を名古屋の塗り替え道場がお答えします!
秋は水害が多い時期ですね。
「台風やゲリラ豪雨で雨漏りしないか心配…」と思っている方も多いのでは?
屋根やベランダ、屋上など防水施工が施されている場所はたくさんありますね。
防水施工は種類があり、各場所に適した施工があります。
今回は防水工事の種類をご紹介!
うちもそろそろ…と考えていた方はまず種類を知りましょう!
防水工事にはどんな種類があるの?
雨漏りに備えて防水工事をお考えではないですか?
うちもそろそろかな、と思っているならば台風や大雨の前にぜひメンテナンスをしましょう。
メンテナンスで防水工事をしなければならない、となったら早めの施工がいいですよ。
防水工事は主に3種類、ウレタン防水・FRP防水・シート防水があります。
ウレタン防水とFRP防水は塗膜防水と呼ばれる施工場所に材料を塗る防水工事です。
シート防水はその名の通り、シートを貼っていくもの。
工法も材料もそれぞれ違い、費用や耐用年数も違いがあるのですよ。
施工場所によって適する場所、適さない場所もあります。
実はDIYできる防水施工もあるのですが、間違えた材料を使用したり、手順を間違えると大変なことに!
全てやり直しになり、より費用がかかってしまうこともあります。
そうならないためにも、それぞれの施工方法がどのようなものか、またプロに頼むとなぜ良いのかをご紹介していきますね。
まずは、一度は耳にしたことがある一般的な防水施工、ウレタン防水からです。
マンションや戸建てのベランダにはウレタン防水
ウレタン防水は極々一般的な防水施工でマンション・戸建てのベランダ、共用廊下、平らな屋上などに施されています。
液体状のウレタン樹脂を塗布して、シームレスな防水層を作る、塗膜防水と呼ばれる防水施工です。
費用も比較的安価であり、施工期間も短いので改修工事などでよく採用されています。
人が塗るため厚みを均等にするのが難しい、というデメリットがありますが、どんな形状の場所にも施工できる防水施工です。
そして、この施工は2つの工法があります。
密着工法と通気緩衝工法です。
施工場所の下地の状態で適する工法が変わってきます。
1つ目の密着工法ですが、こちらは下地に直接ウレタン樹脂を塗る工法です。
水分が多い場所には適しません。
マンション・戸建てのベランダに最適な工法です。
ケレン(清掃)作業をしてから、プライマーと呼ばれる接着剤を塗ります。
その上からウレタン樹脂を2回(中塗り・上塗り)塗って仕上げ、更に上からトップコートをかけるのが一般的です。
トップコートは防水層を紫外線から守る大切なもの。
メンテナンス時にはトップコートを塗り替えるだけで防水層を長持ちさせることができます。
自分で材料を買ってきて塗る、ということが密着工法は実はできます。
しかし、人の手で塗るため熟練職人でないと難しい!
失敗して材料も無駄になり、結局業者に依頼する、となったら費用もとてもかかりますよね…。
プロに頼むのをおすすめします。
2つ目の通気緩衝工法は、水分が多い場所にも施工可能です。
屋上などに適しています。
こちらもケレン作業をしてプライマーを塗るところまでは同じですよ。
その後、通気緩衝シート(湿気や水分を逃すシート)と脱気筒を取り付け、上からウレタン樹脂を塗っていきます。
トップコートも密着工法と同じく塗ります。
耐用年数はトップコートを5年起きに塗り替えることで10年ほど。
10年持つフッ素のトップコートもありますので、業者に相談してみましょう。
丈夫で長持ちFRP防水
ウレタン防水と同じく塗膜防水のFRP防水。
RRPとは繊維強化プラスチックス(Fiber Reinforced Plastics)の略称で、衝撃性に強く、塗膜なのでシームレスに形成できて仕上がりがとてもキレイです。
なんといっても丈夫!
その強度を活かして屋上駐車場にも使われ、ベランダ・バルコニーの床やバスタブ、ボートなど様々な場所に施工されています。
木造・鉄の下地には適しませんのでご注意ください。
また、塗膜の効果速度が速いので工期が短いのが特徴です。
乾燥が必要なので、天候に左右されますが1~2日程で完了!
しかし、FRP防水はプラスチックゆえ、紫外線に滅法、弱いです。
トップコートは必須ですよ!
こちらもウレタン防水と同じように5年ほどでトップコートを塗り替えましょう。
防水層の寿命は10~12年ぐらいです。
しっかりトップコートで保護をしておけば、劣化が早まることはありませんので5年目安でメンテナンスをおすすめします。
これをサボると防水層まで劣化が進み、再施工になることも。
費用、期間もかかってきますので、メンテナンスはしっかり行いましょう!
また、これもウレタン防水と同じですが10年持つフッ素のトップコートもありますので、施工場所の日当たりなどを考えて、業者に相談してみてくださいね。
ちなみにFRPは材料の配合が難しいためDIYはおすすめできません。
プロに任せてくださいね。
屋上にピッタリ!シート防水
短期間で工期を終えることができる防水はもう1つあります。
シートを貼っていくシート防水で、主に屋上に使用されていますがご存じですか?
こちらのシート防水も工法が2つ。
密着工法と機械固定工法です。
その名の通り、密着工法は下地に密着させる工法。
ケレン作業とプライマーを塗布したら、シートを貼っていきます。
塗膜防水と違い、シートを使用しますので下地が平らでないとできません。
また、水分が多い場所は適しません。
ピッタリとシートを貼りますので、通気性がないため下地の影響を受けやすいのです。
膨れやめくれといった劣化の原因となります。
うちの屋上は水はけが悪くて濡れているからできないなぁ…
そんな時は、機械固定工法がおすすめ!
機械固定工法は固定ディスクと呼ばれる金具で防水シートを固定する工法です。
脱気筒で水蒸気を逃すことができますので、下地の影響を受けにくい。
下地の条件が悪い場合は機械固定工法で施工しましょう。
風圧の影響を受けやすいというデメリットがあるのですが、シートを固定する金具の数がきちんと決まっています。
信用のおける業者にしっかり、施工してもらうようにしてくださいね。
金具の数をごまかされ、「シートがめくれてしまった!」ということがないように。
耐用年数は13~15年ほどです。
塗膜防水と比べると、少し長い寿命です。
施工場所の環境などによって変わってきますが、メンテナンスをしっかり行うことで長持ちさせることができます。
屋上にはめったに行かないから劣化に気づかなかった、ということがないように年に一度ぐらいは目視による確認をしてみましょう。
シートですので、鳥害(鳥による突っつきなどの被害)や異物が当たって穴が空く、ということもあります。
見つけたらすぐに補修を!
雨漏りの原因にもなりますので、確認してみてください。
もちろん、シート防水は素人ができるものではありませんので、これはプロに任せてくださいね!
塗り替え道場に防水工事はお任せください!
塗装を行っている塗り替え道場ですが、腕の良いベテラン防水職人をたくさん抱えております。
また、塗膜防水は塗る作業ですので、経験豊かな塗装職人が承っているのをご存じでしょうか?
足場をかけて塗装を行う際に、防水施工もご案内しています。
費用をかけて足場を組みますので塗装工事だけでなく、他の施工も一緒に行ってトータルメンテナンスでご自宅を守りませんか?
後日、防水施工をしようと思った時にはまた足場をかけて施工、となります。
一回で全て終わるように台風・大雨シーズンに備えて、あらゆるところをメンテナンスしてみてくださいね。
お見積りお待ちしておりま~す!
次回は「吹付タイル」の動画をご紹介です。
毎度おなじみ塗装班・職長寺西くんが解説してくれます。
なかなか見られない補修工事をたっぷりお届けですよ!
お楽しみに~☆