2019/09/11
台風の影響を受ける前に!防水工事で家を守ろう!
みなさんこんにちは!
台風15号の影響は関東、そして中部地方に大きな影響をもたらしました。
皆さん、大丈夫でしたでしょうか?
このような台風が発生しやすい時期は、外壁塗装の依頼も非常に込み合います。
そもそも、雨が降っている間や、塗料が乾くまでの時間は作業がおこなえません。あまりに長引く場合は工期が延期になってしまうこともあります。
雨風で水漏れをしてしまった場合、細かな修繕が必要な場合・・・などなど依頼の内容はさまざまですが、どれも日頃からしっかり点検していれば、早めの依頼でお家を守ることができます。
自然災害における被害をできるだけ最小限に抑えるためにも、日頃から気にしておくことが大切です。
どんな防水工事をおこなうの?
防水工事といっても、実際に何を用いてどのようにおこなうのだろうと思う方も多いかと思います。
◆塩ビシート防水
防水工事で一般的に使用される塩ビシート。耐水性や耐溶剤性などに優れており、なおかつ燃えにくい為安全性もバッチリです。
既存防水材がボロボロになっている場合、まずはその撤去から始め、下地塗りをしていく作業工程になることがほとんど。これでは費用もかさみ、防水工事自体の金額が高額になってしまいます。しかし、塩ビシートを使った絶縁工法をすれば、簡単な下地処理で施工ができるので、工期短縮にもつながります。絶縁工法は、下地とシートの間に空気層を入れるというもの。これは、防水工事後に起こりがちな膨れの心配もありません。
◆ウレタン防水
塩ビシートと同様、マンションの防水工事で、よく使用されるのがウレタンです。ウレタンは液体状の樹脂で、複数回塗る事で防水層を形成します。
溝に強い!ウレタン樹脂
主に共用部やベランダの溝といった部分にウレタンを流して工事することが多くあります。施工も簡単で、こちらも塩ビシートと同様に、既存防水材を取り除かずにそのまま上から重ね塗りができるといったメリットがあります。
◆アスファルト防水
屋上防水工事の中でも一番古くから使用されてきたのはアスファルト防水です。その高い接着性や防水性から信頼性も抜群。さまざまな下地条件に対応できる工法によって防水工事がおこなわれます。
◆被せ工法
既存防水層がアスファルトの場合は被せ工法を行うのが一般的です。被せ工法とは、既存の防水層を除去せずに新しい防水層を【かぶせて】施工すること。上記の塩ビシート防水やウレタン防水もその工法の一つになります。被せ工法にはさまざまなメリットがあり既存防水層の除去をする際の騒音がほぼ発生しないことや、その作業分の工期短縮にもつながります。
◆シングル葺き
屋根の防水工事は、アスファルトシングル葺きというもので施工されます。アスファルトシングルとは、アスファルトを塗った板状の素材で屋根材の一種。これで葺くことを【シングル】といいます。アスファルトシングルは軽量で使い勝手が良く、値段もそこまでかからないので、多くのマンションで採用されています。
被せ工法でもOK
また、このシングル葺き施工も、既存の防水層に関係なく、被せ工法で綺麗に仕上がるのがポイントです。
忘れてはいけない!給水、排水工事も大切
台風などの自然災害から大切なお家を守るために、給水・配水管の工事も定期的におこないましょう!
給水・排水管の工事には更生工事と更新工事が存在します。
【更生工事】配管の錆を落とし、内面に樹脂塗装(ライニング)することで延命させる工事で、既存の配管は撤去しません。手軽で費用も安価な分、15年~20年後に再度回収する必要はあります。
【更新工事】高性能ポリエチレン管やステンレス管などの新しい配管に取り替えます。一度取り替えれば30年以上改修は不要になるというメリットがる分、費用は高くなってしまいます。その他の水道にかかわる設備は劣化の時間が異なるので、こまめに補修することが大切です。
☆目安☆
◆排水ポンプ:補修は3〜5年、取り替えは9〜11年
◆浄化槽機械装置:補修は5〜7年、取り替えは11〜13年