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2018/12/21
ベランダ防水 排水の構造・改修用ドレン
こんにちは!塗替え道場 緑店アドバイザーの木村です!
もう年の瀬ですね。師走とはよく言ったもので、本当に瞬く間に
12月は日々が過ぎていきます。実は10月から、本社所属から古巣の緑店への所属となり
豊田市や刈谷市や岡崎市など、三河の地方を車を走らせ、
景観を楽しみながら、日々営業しております。笑
さて、本題へ入ろうかと思います。
今回は、ベランダ防水や屋上防水の中でも、特に排水についてです。
ベランダ裏にシミが??!
写真をご覧いただくと・・・
シミが広がっているのが、お分かりいただけますでしょうか?
皆様のお家は、この写真のような感じで、ベランダを下から見上げた際に
漏水し、シミが広がってたりはしていませんか?
このような状態が見られる場合、ベランダ内部の排水口の周辺が劣化し、
本来の正しい排水の流れができていない可能性がございます((+_+))
軒裏天井を綺麗に施工してもらっても
漏水が止まっていない状況では、折角の塗装工事が無駄になってしまいます・・・(*_*)
そして、躯体内部を傷めてしまいます・・・(*_*)
もしくは、現状このようなシミが広がっていない状況でも
ベランダの排水口(ドレン)が経年劣化で排水が適切にできないようになっていくと
いずれ、この写真のように、漏水してしまう可能性もございます。
そもそも排水口(ドレン)ってどのようなもの?
こんな感じで平場面に垂直方向に設置された排水口(ドレン)や
立上り面に横向きに設置された排水口(ドレン)が、皆様のお家のベランダにもあるかと思います。
排水が上手くいかなくなる原因としては、この排水口にあるドレン金具と
内部にはる排水管との接続(ジョイント)部において、
経年劣化で防水層やドレン金具に変形等の動きが生じ、隙間があいてしまうことが挙げられるかと思います。
具体的には、塩ビシート防水やゴムシート防水が施工してある場合、
防水シートとドレンとの取合いの部分が破綻する等して発生した隙間から、
水が防水シートの中や、排水管の外側を通ってしまったりで、躯体内部へ侵入するケースがございます。
図の赤丸部分が排水口(ドレン)部分で、青丸部分が防水層の立上り面と平場面です。
要は、青丸と赤丸と取合いの防水性がないと、漏水の原因に繋がりえます。
ちなみに、ウレタン防水やFRP防水等の塗膜防水でも同様のことが言えると思います。
排水口(ドレン)と防水層との取合い部に対し、適切な処置ができているかは
非常に重要なことであると思います。
そこで、その劣化した排水廻りの性能を、復活・補強させる救世主がこちら・・・!!!
改修用ドレンの設置で排水バッチリ!
ジャジャジャン!!!!
「改修用ドレン」です。
日常の生活の中で見かけることのないこのフォルム、
防水工事の上では、結構大切な役割を果たしてくるわけなんです。
排水口にズボっと差し込んで、確実に排水管の中を水を通してあげることができる点と、
筒部分と周りに広がる塩ビシートは熱溶着でガッチリ接合されているので、隙間があくことを
予防していくことにも繋がる点にメリットがございます(*^_^*)
排水口にズボっとはめて、まずはこんな感じに・・・!!
↑
この写真は、塩ビシート防水 機械固定工法の平場面の塩ビシート防水を貼る前の状態です。
そして、平場面に塩ビシート防水を貼りこんだ後、熱溶着で改修用ドレンと結合させていきます。
この施工は、塩ビシート防水やウレタン防水で施工可能です。
ベランダ下の部屋で雨漏りしている場合や、ベランダ裏で今回説明したような
状況が見受けられる場合は、改修用ドレンの設置を検討されるのも、
ひとつの方法として良いかと思います(*^_^*)
以上、木村でした~!