2022/10/21
瓦屋根の種類は2種類!特徴や、メリットデメリットまとめ
こんにちは!!塗替え道場スタッフです!!
あっという間に秋も深まり、そろそろ冬支度?とでも言いたいような気温ですね。
さて、今日は瓦屋根についてお伝えしていきます!
かつての屋根の主役と言えば「瓦」でした。
和風のテイストが強いことから最近はスレート屋根にすっかりと変わってしまいました。
しかし古民家テイストの人気も相まって、今でも根強い人気があるのも事実です。
日本人に馴染みのある瓦にも種類があることを知っていますか?
今回は瓦の種類についてご紹介していきたいと思います。
▼目次
・瓦の種類
・粘土瓦
・まとめ
瓦の種類
屋根瓦は大きく分けると2種類!
使用される原料によって大きく2種類に分かれます。それでは早速見ていきましょう。
粘土瓦
粘土瓦はその名の通り「粘土」を原料にした瓦のことです。
瓦形に形成し乾燥させ高温で焼き上げることで完成します。
粘土瓦はさらに2つの種類に分けられます。
釉薬(ゆうやく)瓦
釉薬瓦は、瓦の形にした粘土に「釉薬」と呼ばれるガラス質の粉末をかけて焼いた瓦です。
釉薬を使う製法は、食器を作るのと同じ製法になるため「陶器瓦」と呼ばれることもあります。
釉薬によって瓦にさまざまな色とツヤを出せるため、和風だけでなく洋風の建物の雰囲気に合った屋根材を選びたいという人に向いている屋根材です。
無釉(むゆう)瓦
先ほど紹介した釉薬を使用しない瓦のことを指します。
そのまま焼いた「素焼き瓦」、最後にいぶして作る「いぶし瓦」などいくつかの種類があります。
その中でもいぶし瓦は渋い銀色が特徴的な瓦。いぶすことで生まれる風合いは和風住宅の屋根に向いています。
セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂、水を混ぜたものを瓦型に入れて固めたもの。
見た目は粘土瓦とそっくりですが、原料が全く異なります。
セメント瓦も2種類に分けることができます。
プレスセメント瓦
プレスセメント瓦は、セメントと砂を主原料に製造するときに加圧することから名づけられました。
焼き上げたら最後にフッ素樹脂塗装などの高耐久性塗料で着色されます。
色や形のバリエーションが豊富でデザイン性に優れていてさらに高級感もあります。
建物の雰囲気によって形や色を選ぶことができるためどんな雰囲気の建物にもマッチします。
また初期費用が安いためコストを抑えたい人にもオススメです。
コンクリート瓦(モニエル瓦)
セメントと水、骨材を混ぜたコンクリートでできています。
コンクリート瓦は押し出し形成で製造されるため寸法純度が非常に高いことが特徴です。
さらに防水・断熱・耐震性も優れているため、屋根に高い性能を求めている人には向いている瓦になっています。
粘土瓦のメリット・デメリット
粘土瓦は非常に高い耐久性を持っていて、基本的に塗装の必要がないことが大きなメリットです。
その耐久性は、奈良県の元興寺で1400年経った今でも当時の瓦が使われているほどです。
その他にも遮熱性が高く、耐火性、防水性、防音性があることが特徴です。
デメリットとしては屋根材の中でも価格が高いことです。
また瓦自体が重いため建物の耐震強度に影響することがあります。
施工事例:愛知県稲沢市 Y様邸【外壁塗装工事】
セメント瓦のメリットデメリット
セメント瓦は、形や色のバリエーションが豊富で家の雰囲気や自分好みに色を合わせられることがメリットです。
セメントで作られているため粘土瓦より安価で初期コストを抑えることも可能です。
しかし粘土瓦と異なり、塗装で仕上げているため定期的な塗り直しなどメンテナンスは欠かせません。
セメント自体には防水性がないため、塗装の剥がれは瓦の劣化や雨漏りに直接関係します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昔から日本の建物で使われてきた「瓦」。
今でも古民家ブームの影響もあり根強い人気があります!
マイホームの瓦が粘土瓦であれば塗装は必要ありませんが、セメント瓦のであれば定期的なメンテナンスが必要になってきます。
とはいえ、自宅の瓦が「粘土瓦」か「セメント瓦」のどちらか分からない場合は、自分たちで確認しようとすると転落など危険なため専門業者に確認を依頼するようにしましょう。
もし築年数が10年を過ぎているのなら、外壁の塗り直しと併せてセメント瓦の塗り直しも検討しておきましょう!
あわせて見積もりしてもらうのがオススメですよ!
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