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「一週間くらいで終わりますよ」そんな業者が本当に信用できますか?
住宅の塗装工事には通常、足場組みに1日、高圧洗浄に1日、そして最終日に足場の払しに1日、塗装以外のことで最低3日はかかります。
そして、必ず塗装前に
- ・ケレン作業(ヤスリ等でサビを取る作業)
- ・養生(塗らないところ、色の変わり目などにテープ等で塗料がつかないようにする)
- ・シーリング(コーキングの打ち替え)補修(いたんだ家屋の補修作業)
塗料を外壁に塗る前にこれだけのことをしなければならないのです。
そしていざ塗料を塗っても、下地塗り・中塗り・仕上塗りと3度塗りをしなければいけません。(塗料の缶にも3度塗りをしなければ塗料本来の耐久力が発揮できないときちんと書いてあります。)
そして外壁塗装だけなら1週間くらいで終われる可能性もありますが、破風・軒天・雨戸・とい・玄関回りなども塗装しなければいけません。これだけのものを塗るのに最低でも12日~14日間は必ずかかると思います。
これは最低限をわかりやすく書いただけです。私たち塗替え道場では民家の傷み具合で20日近くかかることもよくあります。
たしかに毎日塗装業者の人間にうろうろされると疲れてきちゃいますが、10年に1度の買物です。
後悔のないようにきちんと日数を確認したほうがいいんじゃないですか?
あなたのお家を60〜70%の金額で外注に丸投げされてもいいんですか?
自社職人かどうかは塗装の品質レベルにも金額的にも本当に大切です。
塗装業者には次のタイプがあります。
ここはまず問題外ではないですか?すべての訪問販売が悪いとは言いませんが、彼らは仕事の品質でお客様から頼まれる会社ではありません。
数人から数十人の営業マンがあの手この手で契約を交わしていきます。彼らは塗装のプロの会社ではありません。契約を取るプロの会社です。
リフォーム会社や大工さんの中にも塗装のことをある程度知っている方はたくさんいると思います。やはり勉強をしているんでしょう。
しかし、実際に現場で塗装したことのない彼らは、教科書通りのことしか知らず、お客様に何か特別な提案をすることはできません。
(前回の塗装会社の塗料選定ミスで塗っても塗っても以前の塗料がはがれてくる現象のことや、外壁のひび割れにコーキングを打った後、歯ブラシでこすると目立たなくなることや、塗装の時にどのメーカーのローラーやハケを使ったら一番つや持ちがいいかなど知りません。)
大きな塗装会社、塗装店にはたくさんの塗装業者が出入りしています。
現場に出る職人はいなくても優良なたくさんの自社職人のいる会社を下請けに使い自社からも数名、施工管理として現場を巡回するため大変、品質のいい塗装工事を提供できています。ただし、直接職人施工の塗装会社に頼むよりも割高になってしまいます。
直接施工の長所、短所は金額面だけではなく他にもたくさん特徴があります。
ここに、簡単にまとめましたので一度見てください。
もちろん金額だけが直接施工の長所ではありません。
「自社職人施工の塗装専門店」は職人同士の協力、結束が強いです。しかも、下請けで工事する時は自分たちの会社名を出さずに元請けの名前で工事をするのでいい加減にやってもいいやっという気になってしまいますが、自分たちの看板で工事をするとなるとやはり職人も人間、
- ■自分たちの会社の株を上げよう
- ■自分たちの町で看板を出して塗るんだからいいところを見せよう
となります。
もちろん短所も見極めましょう。
短所は自社職人施工の塗装専門店は業者によってむらがあるということです。
自分たちのいいところばかり書いてはいけませんが、私たちのようにお客様と直接取引に慣れているところはいいですが、普段下請工事をしているところに頼むと工事はきちんとできるのですが「直接施工」に必要なことはほかにもたくさんあります。
直接施工店の責任!!
ただ闇雲に直接施工の塗装店を勧めているわけではありません。
上げ出せばきりがありませんが直接施工する業者には、下請けの時にはないたくさんの責任がかかってきます。つい友人の塗装店や近所の塗装店に頼んで安くしてくれたまでは良かったのに問題が起きてトラブルになった話はよく聞きます。
知り合いなどに頼むとなかなか色んなこと言いづらくないですか?
このようにリフォーム会社、大工さん、大手塗装会社、自社職人施工の塗装店それぞれに長所短所がありますが、あなたに合った塗装専門店に頼むことが塗装を成功させる秘訣ではないでしょうか。